講師プロフィール
名前
鈴木重行(すずきしげゆき)
名古屋大学名誉教授/医学博士・理学療法士
プロフィール
1974年 理学療法士免許取得
1977年 フォルマルシュタイン整形外科センター(西ドイツ)
1985年 名古屋大学医療技術短期大学部講師
1996年 博士(医学)(名古屋大学)
1998年 カンサス大学メディカルセンター(米国、文部省在外研究員)
1999年 名古屋大学医学部保健学科教授
2012年 名古屋大学大学院医学系研究科教授
2018年 名古屋大学名誉教授
2018年 朝日大学保健医療学部客員教授
著書
「IDストレッチング第2版」(三輪書店)
「アクティブIDストレッチング」(三輪書店)
「ID触診術第2版」(三輪書店)
「ストレッチングの科学」(三輪書店)
「嚥下障害エクササイズ&ストレッチマスターBOOK」(gene)
IDストレッチングへの思い
医学・医療が発展している今日においても、厚生労働省の国民生活基礎調査では、常に腰痛と肩こりが男女とも1位、2位を占めており、約1千万人もの国民がこれらの悩みを抱えながら生活しているのが現状です。
一方で、運動器疾患の中でも腰椎椎間板ヘルニアは、画像の変化が痛みの原因ではないと判断され、治療法は世界的に保存療法へと移行してきており、痛みの軽減やQOLの改善には、運動療法の中でもストレッチが有効であるとガイドラインで推奨されています。
私の経験からも、腰痛や肩こりだけでなく、いわゆる股関節痛や膝関節痛においても、筋・筋膜に代表される軟部組織が少なからず関与していると捉えてアプローチすることにより、痛みや可動性がその場で劇的に変化することに驚かされることがよくあります。
このような効果は、痛みに関係する生理学的知識と筋走行を中心とした解剖学的知識を組み合わせることにより、誰もが引き出せると考えています。
IDストレッチングは、これらの基礎的知識に基づいたアプローチ法であるため、再現性の高いことが特徴なので、注射や投薬ができないセラピストにとっては、スキルの1つとして欠かせないものと確信しています。
IDストレッチングセミナーについて
先生方はこのようなお悩みありませんか?
1.痛みに関して
- 痛みには、温熱とマッサージなどをするが、なかなか改善しない。
- 痛みを訴える部位を触っても、痛みの部位を的確に見つけることができない。
- 関節痛の訴えに対して、どうのように対処すれば良いかわからない。
- 痛みの神経生理学は難しすぎて、何から手を付けたらよいかわからない。
- トリートメントに必要な最低限の痛みの知識がわからない。
2.可動域制限に関して
- 動かない方向に押し込むと、詰まるような痛みを訴える時があるけど、その理由と対処法がわからない。
- 可動域制限では、動かない方向に動かして拮抗筋にアプローチしても、変化しないことがよくあるけど、どうしたらいいのかわからない。
- 腰部にトリートメントをすると、勝手に股関節の可動性がよくなることがあるけど、その理由がわからない。
- 可動域制限がある時、骨頭の動きを引き出すモビライゼーションを行っても、改善しない理由と対処法がわからない。
3.筋力低下に関して
- 筋力低下があるとき、運動負荷によっても筋力がアップしないのはなぜ?
- 筋力増強運動をして良い場合とダメな場合の判断が難しい。
4.その他
- 筋走行がイメージできない。
- ランドマークが触れない
- 個々の筋の触り方がわからない。
- 個々の筋ストレッチ法がわからない。
セミナーでは、私のこれまでの経験や知識、技術のすべてを提供しますので、その場で効果の出せるセラピストになっていただけます。ぜひ、その醍醐味を味わってください。